可也山は伊都国にいると必ず目に入る特徴的な山だ。富士山の形に似ているので糸島富士とも呼ばれる。
これを撮影したのは今山。80メートル位の小さな山だがここも考古学的に重要な場所となっている。 中山平次郎氏によって今山石釜が発見され、弥生時代にここから北部九州一帯に流通していたことが判明した。 今回はここに行って散歩をしてきました。
今山に登るのは初めてだ。個人的には通学路だったからよく知っている場所だったが 今まで縁がなく登ることは無かった。 今回使った駅は今宿駅。
地下鉄から直通でJRに接続しているので今回は乗り換えなし。 今宿駅も一時期電車通学していたこともあり馴染みの駅だ。 今山に行こうと思ったきっかけは映画「まぼろしの邪馬台国」を観た時に、ここで撮影があり 宮崎夫妻を演じる吉永小百合と竹中直人が海を見ながら話をしていた場面が印象的だったからだ。
そういえば登ったことないな、と改めて感じ行ってみることにした。 今宿駅から歩きました。以前鉄腕DASHという番組で某メンバーが今宿駅から 今山の先の港まで走っていました。そんなには遠くありません。
熊野神社の参道。
神社横に登山口がある。
今宿・長垂海岸方面。
長垂山と西区生の松原方面
右方向に百道浜のドーム等が見える。
沖に浮かぶのは能古島
左側には今津。
今宿大塚古墳らしきものが見える。
ここが本当の頂上。ここに最終的には登った。
頂上に登るには低山にも関わらずかなり危険が伴った。危険な場所にはロープが掛かられていたが、 そこから下を覗くと崖になっていて足を滑らすと明らかに危険な場所だった。
岩が露出した所もある。ここまで登ってくるまでに人工物としての石垣はあったが これをよく見ると岩が風化されてできた様だ。
これが本当の頂上地点。残念ながら景色は周りの樹木に覆われて見れなかったが危険を 冒した達成感だけが残った。
今山の歴史について。今山は昔、二つの頂を持った二上山であった。
伊都国の中心に目をやると僅かに平原の丘陵が見える。
伊都国を見る
伊都国を見る